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近藤家のアルバム

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2015年 05月 18日

予期せぬ遭遇



時間は ハッキリと覚えとる






明日は学校だというのに 

いつまでも のんびりとして

なかなか 風呂に行こうとしない さらさに 

掛け時計を指さして 現在時刻が何時なのかを確認させ

そろそろ 風呂行けよ

そうやって促したのは きのう 日曜日の pm 8;10 だった





その数分後


外の金魚の様子を見とったら 

道路の向こう側から 我が家の方に向かって 猫が歩いてきた



昨年も

そして 今春も 猫に金魚をやられとる



我が家に入ってこようとしとる猫が 

その犯人なのかどうかは 定かではないが

世間一般的な人たちよりも 野良猫に対して 敵意も警戒心も強く持っている




その 白っぽい野良猫は

難なく 道路を渡り 

オレの視線に 気づくこともなく

そして まったく遠慮する様子もないまま

我が家の敷地に侵入し 家の裏側へと まわっていった





その猫を 驚かせてやろうと考えたオレは


忍び足で そのあとを追った






しかし 驚くことになったのは


猫ではなく オレであった ・・・・・・






家の裏側に まわると


すでに猫の姿は なかった







話を いったん 脱線させるが

ラーメンを食べようと思って

ラーメン屋に行ってみたら その店は休みだったとする

で、他の飲食店を探すことになると思うが

腹に入るものであれば なんでもいいか?


いったん ラーメン と 決めた脳は

カレーとか 回転寿司で 納得してくれるだろーか?


少なくとも オレの脳は 

いったん ラーメンと決めたら 口も脳も 断固として ラーメンを求める







名前のない ふてぶてしい野良猫

そいつが ビックリ仰天する様を見てやろうと準備万端の オレの両の目玉と脳


なのに それに侵入してきたものは

その予想しとったものとは まったく 別なものであった








ラーメンだと思って 口に入れたら 

実は そいつは サバの味噌煮だった



いや マジで それくらいの衝撃だった






猫を予想しとったのに まったく別のもの  ・・・  



家の裏には 
なぜか 一人の男が立っとった






人間の脳の仕組みというものは


まず 考えられる可能性から 答えを探っていくように できとるようだ




一人の男を発見した オレの脳は


その男の姿を


桃?  雅樂人?  じーさん?  ・・  と 当てはめていった




しかし どれもこれも 消去法で すぐに その可能性は否定された






姿形が似とらんだけでなく


その男が 立っているポジションと その姿勢が普通ではなかったからだ





その男は


軽く かかとを浮かして 背伸びをするような格好で


窓から 網戸越しに 家の中の様子を うかがっていた




うかがっていた と 言えば 聞こえがいいが


その窓は 風呂場の隣の脱衣所 だった





ノゾキだ!
考えられる すべての可能性を総当たりした結果

オレの脳は そう 結論を出した






こうやって 書くと


その答えを導き出すまでに 


えらい長い時間がかかっとるように思うかもしれんが


実際 その回答に至るまでには ほんの 1秒くらいしか かかっとらん



その たった 1秒くらいの間に 

とんでもないほど いろんなことを考えることができてしまう 人間の脳




人間の脳っていうのは 実に すげーよ


もしかしたら 
世界一じゃなきゃダメな スパコン京 以上かもしれんぞ








ラーメンだと予想しとったのに サバの味噌煮だったのは


なにも オレだけのことではなく 


おそらく そいつにとっても 同様だったはずだ


違いがあったとしても サバの味噌煮 と サバの塩焼き程度で


サバの味噌煮タイの天ぷら ほどの 大きなものではなかったと思う





とにかく 脱衣所の裏側で


予想外の サバの味噌煮 と サバの塩焼き が 出会ったわけだ







その たった1秒ほど お互い 顔を見合ったわけだが


灯りは 脱衣所の 暖色系 40W の電球のみで


実際には 目・鼻・口など 


人の特徴をあらわすパーツは シルエット程度しか確認できず




背格好は 172~175cm 前後で中肉

髪型は 長くもなく短髪でもない いたって普通




衝撃の出会いから ほんの わずか 1秒後

オレの口から発したのは

『やい!』の 一言だった


文字で書けば たった 二文字であるが

その 『やい!』

まさに 怒髪天を衝く が如く 近所中に聞こえるほど 大きな声であった




オレの口から 発せられた 
『やい!』『や』が言葉になるか ならんかくらいで

そいつは オレに背を向け 逃げ始めた



ほんの 0.00・・1秒ほど オレよりも 早く答えが出せたところを見ると


オレよりも 若いはずである





でも 確認できたのは シルエットのみであるが 10代っぽさはない


逃げていく 所作、動作から判断すれば おそらく 20代前半と推測





もちろん 逃げる そいつの あとを追ったよ




しかし 悲しいかな  ・・  

ほんの 3・4歩で 足がもつれて 無様に転倒してしまった オレ
              (T_T)



パジャマは破れ ヒザを擦りむき血が流れ  ・・  


オレが 10代であれば 100% 犯人を捕まえることができたはず



転んで すぐに起き上がることさえできない 

人は そんな みじめなオレを 憐れんでくれるかもしれんが

当の本人は 自分の無能さに 腹が立つを通り越し 我が身を呪いたい気持ちである






今日 警察に被害届を出した


予期せぬ遭遇_a0271331_11514359.jpg

警察に保存されとる データベースと照合してもらうため


鑑識の人が いろんなところから 指紋を採取しとった




ねんのため  ・・   

そのデータベースの中には オレのもあるんで  ・・ と 伝えておきました







金魚を狙う猫は 一度 味を覚えたら 100% また やってくる


だから 猫やイタチとか 獣類を捕獲することは 簡単なものだ





しかし 人間は・・ ?



そいつは また 我が家へ やってくるだろうか?








さらさが 風呂に行ったのは pm 8:10頃

そのときから すでに そいつは そこにおったのか?



今回だけじゃなく いつも来とったのか?


目的は さらさだったのか?




なにもかも すべてが わからんことだらけだ












ホームセンターで センサーライトを 2コ買ってきて 取り付けた




他にも 自分でやれる防犯は やったつもり






それ以外にも しばらくの間は


いろんな時間帯で その現場を 見回るつもりだ




反撃された場合にそなえ 護身用のバットを用意しといた







しかし ・・・


はたして いったい 世の中の人の 何パーセントくらいの人が


ノゾキをやっとるヤツに 遭遇するだろーか?





ふつう そんなヤツに遭遇することなく 一生を終えていく人が ほとんどじゃね?



オレも できることなら そう願いたかったが


遭遇しちまったもんは しょうがねぇ






近藤家のためにも 一色町の治安のためにも


排除しなければならない 敵が 一人増えたってことだ







もしも その犯人が このブログを見とるとしたら   ・・・





来い!
是非 来てくれ!
お願いします、来てください!





by kingyoya-z2 | 2015-05-18 12:40 | ひとりごと


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